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2022/02/06 15:42
サッカーあるあるで、「補欠」という問題が必ず発生します。
今回は少年サッカーの負の面に目を向けたいと思います。
人気チームであればあるほど、この問題は根深いものではないでしょうか?
レギュラーと補欠の差は監督・コーチの考え方で決められているとは思いますが、意識はこんな感じではないでしょうか?
レギュラー側の意識:チームの勝敗
補欠側の意識:試合に出れるかどうか
おそらく周りの保護者もこのような意識になっていると思います。
特にベンチ組はたまに試合で使われても、次もベンチというのがあると思います。
レギュラー組は多少ミスしても使われる、補欠は完璧が求められる(完璧でも次はどうなるかは不明)。
これは一体どうしてそうなるのか?
間違いなくコーチ・監督が問題というのは言えます。チームマネジメントがうまくいかない場合目先の結果を求めるため、お気に入りメンバーでスタメンを組むというのはあるあるです。
あ、フィジカル面、理解度、技術はもちろん差が大きいという場合も含めてです。
レギュラー組で固定しても大きな成果が上げれないチームは、ある程度のところまでしか結果を残すことができないと思います。
大会を勝ち進むには総合力が必要で、U12の全国大会でも7割以上のチームが全ての登録選手が出場しています(3割未満は1回戦敗退とか諸事情があると思います)。市の大会では固定メンバーで臨むチームがありますが、チーム全体の底上げに失敗しているからそういうことになっているのだと思います。
長期補欠組はたまの出場でも自信無い状態であり、ミスをしやすい心理状態ではないでしょうか?これでは健全な競争というのは生まれず、不必要なレギュラーと補欠の優劣主義が生まれると思います。
欧州では試合が一番の栄養であるとしていて、ドイツの一部州では登録選手の試合出場時間のレポートを提出するように義務化されているところもあります。
日本は目先の勝敗に行きがちなチームがまだまだあるのだなと感じます。
コーチ目線からみれば、コーチをしている以上スタメンを選択するのは当然です。
勝利を求める試合であれば、このメンバーを起用。そうでない場合はこのメンバーという起用法でもありではないでしょうか?
補欠のモチベーションを下げてまで分ける必要はあるのでしょうか?
リフティング1回しかこの子できない。どうしたらいい?
そんな場合は、周りをレギュラーにしてその子のカバーができるようなメンバー編成とかにしたらいかがでしょう?
むしろそういう子には周りがうまい方が良いです。パスも正確なものを出してくれますため、本人にとってコントロールしやすいボールとなります=失敗することより、成功する可能性が高い。
以前大会で前半ベンチ組で試合をして、0−4となりました。後半レギュラー組に総入れ替えで4−4に持ち込みました。
痛快だと思う反面、先発したベンチ組はどう思ったのかなと疑問になりました。
この試合では、自分達が頑張ってゲームしたがミスが重なって失点を繰り返した結果と受け止めていて、後半レギュラー組のおかげで試合を引き分けにしてくれて感謝していると言う子がいました。
本心かはわかりませんが、こう思っているのであればきっと練習に取り組んでくれるだろうなぁと受け止めました。
僕のチームの場合は技術的差というのはある程度存在しますが、それ以上に身体的に差があるのが特徴だと思っています。
多少走れる、ボールを多少コントロールできる子、第二次成長期に入っている子、元々がっちりとフィジカルがタフな子はやはりスタメンという傾向です。
やはりベンチ組と言われる子達はレギュラーvsベンチでゲームをする場合、非常に気弱な発言が多いです。
子供達ながらネガティヴに受け止めているというのは今後課題として、練習をしていかないとなと思っています。
補欠0計画
道は険しいですが、頑張って広めていきたいです。